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精神に障害がある人の配偶者・パートナーの集い

今日は風が冷たいですね。
ご相談のためニシヘヒガシヘと移動中に投稿しておりますブログ担当扇です。

本日は日曜日に行った家族会のご報告を。

1/29に杏林大学作業療法学科の前田先生が世話人をされている
第3回 精神に障害がある人の配偶者・パートナーの集い
に参加してきました。
https://seishinpartner.amebaownd.com

精神障害をお持ちの親の家族会はあるけれど配偶者の方が集まれる場所というのは全国的に見ても少ないそうです。
今や精神疾患をお持ちの方は390万人となり、その内配偶者をお持ちの方は約34%(単純計算で100万人以上!)。
支援の手が不足している現状を目の当たりにしました。

今回の話し合いでは服薬の管理についてが主でした。配偶者は平等の立場、またそうありたいと願う当事者の気持ちもあり、服薬を忘れていても指摘しづらいという話が印象的でした。

お互い忘れることもあるからと伝え、飲んだ後にチェックをつける服薬チェック表をリビングに貼るなど、悩んだ末に考えられた工夫も解決策の1つとして出されていました。

配偶者は親とは違った立場で違った苦悩を抱えながら生活されているということを支援者も「想像力」を働かせて支援していくことが大切だと感じました。

今後もこちらの会の開催予定は定期的にシェアさせていただきます。(次回開催予定3/25)
ぜひお困りの方は一度足を運んでみてください。
同じ立場の人に話をすると何か解決策が見つかるかもしれません。


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第2回CBRセミナー

皆様、こんばんは。ブログ担当扇(オウギ)です。
今日から2月ですね。Jadeにも少しずつご相談に来られるお客様が増えてきました。
これからますますガンバローとJade職員一同、心を新たにしております。

さて、先週の金曜日ですが、第2回CBRセミナーを開催しました!
今回のテーマは「触法・累犯障害者」

名前だけ聞くと非常に重たいテーマですが、そこは松友先生の話のうまさですね。
皆さん引き込まれるように聞いていました。

松友先生はお子さんがてんかんをお持ちの関係で、
日本てんかん協会、全日本手をつなぐ育成会の専従役員もされていた方です。
松友先生ご自身の経験談も交えつつお話しいただき、
難しいテーマの中、非常に現実味のある話をお聞きできました。

質問の中で「支援を拒否する方への対応をどうしていったらよいか」という話が出たのですが
「それは本当に(支援を)拒否しているのか」と、松友先生は回答されていました。
「福祉をなぜ拒否するのかきちんと「アセスメント」をする」
「拒否する裏側には何が隠されているのか支援者は読み解かなければならない」

という点には支援者の一人としてハッとさせられる部分がありました。

今回いただいた言葉は、いつも頭の片隅に置いて支援にあたっていこうと思いました。


※CBRとは
Community Based Rehabilitation≒「地域に根ざしたリハビリ」と、
Cross Border Rehabilitation=「垣根を超えたリハビリ」という2つの意味を込めています。

セミナーでは毎月、当事者・ご家族・企業・支援者等、様々な方を対象に多彩な話題をご提供いたします。
講師との交流も重視したアットホームなセミナーですので、気軽にご参加ください。
福祉・障がい者支援について学びたい学生の皆さんのご参加もお待ちしております。(学割有)